「リボンの騎士 ザ・ミュージカル」22日昼夜。

観劇してからもうすでに2週間経つというのに、あの、幸せな空間がまだ忘れられません。梨華ンツさまに会いたい♪
それでは台本片手に、第2幕いきまっしょい!ものごっつー長いので要注意。








第2幕
夜公演、幕が上がる前のスタンバイ時。のんちゃんの「がんばろッ♪」という可愛い掛け声。少し間があいて再び「がんばろッ♪」。幕の向こうの様子が想像できます。






監獄
ピエール(のんちゃん)登場。松葉杖姿は、やはりドキっとします。大臣からの命令書を読み、顔を上げた表情にまたまたドキっとしました。真剣な眼差し!
コリン(岡田)トロワ(三好)登場。台本だと三好ピエール版であとの牢番はコリン(岡田)のみ。だからトロワの台詞が無いんですよね。梨華ピエール、ののピエールの時はコリンの台詞を岡田ちゃんと三好ちゃんで半分ずつということでいいのかな?





「牢番」
CDで濃ゆい梨華ピエールさまの声を散々聴いていたので、のんちゃんの歌声はやんちゃな少年という感じ♪のんちゃんと三好ちゃん。2人の声って似てませんか?






「許しあい助けあい」
母(王妃)から子(サファイア)への教え。この曲も(当初の予定通り)CDに入れて欲しかったです。毒入りの食事をひっくり返すピエール。のんちゃんの演技は、申し分なかったと思うのですが、大臣の命令に背いてまでも2人を助けたいと心変わりするまでの充分な説明が不足していた様に思えます。にしても、あんな凛々しい表情ののんちゃん初めて見ました。台詞回しも上手でした。松葉杖姿であるが故に動きで表現する事が出来ないハンデを表情と声だけで精一杯克服していたと思います。




ふたたび、コリン、トロワ登場。牢番3人の友情(家族)物語。
「よき日を願って」
歌で送ろう。だなんてそんなキザな事なかなか言えないですよ。まぁそこがミュージカルテイストなのかな。しかもこんな場面で歌ってたら誰かに見つかっちゃうし。









ゴールドランド陣営「戦いのとき」
久しぶりに梨華ンツさまの登場です!!

♪「おおおおおおおお おおおおおおお・おお
  おおおおおおお おおおおおおお・おお」

台本には“アフリカン・ビート”とあります。歌うの難しいですよねこの部分。同じ言葉を、しかも音を上げたり下げたり。随分と練習したんだと思います。そしていよいよこのミュージカルの見せ所ともいえる、盆回しでの騎士2人登場!まずトルテュ(亀ちゃん)。かなりキまっていました亀ちゃんの騎士役。声もよく出ていましたね。

トルテュ「精鋭ばかりを2万」


お次はヌーヴォー(ガキさん)。こちらもキまっていました。歌はもちろん踊りもかっこよかったです。

ヌーヴォー「命知らずが3万」

台本によると2人の登場シーンでのトルテュの決めは一拍、ヌーヴォーの決めは二拍なんだそうです。へぇ〜へぇ〜…梨華ンツさまも回ればよかったのにぃ。そして3人の騎士、集まる。ガキさん

「言えないなら、聞かないでおこう。我々はあなたを信頼している。だからこうして集まった」

という台詞が好きです。









「あなたに会いたい(明日を待つフランツ)」
手を伸ばせば届きそうなところに梨華ンツさまがいらっしゃいました。もう、目がキラキラしてて少女マンガから飛び出してきたみたい。。。
「あなたに会うため 明日を…行きたい!」









宮殿
大臣(よっちゃん)息子(小春ちゃん)ナイロン(まこっちゃん)の三人組。財政難でピンチなのにすっかり平和モード。オーディションだとかタレントスカウトだとか。

「お嫁さんはどこお、かわいいこはどこおぉって」

で、お嫁さん探しなのに“タレント”ですか?=才能・素質と捉えればいいのか。






「スカウト」
足をかくかくさせながらリュー(さゆ)リジィエ(レイナ)登場♪この2人って男子なんですよね?ずいぶんとかわいらしいですけど(笑)。客席にスポットライト2回。台本によると、実際に小さい女の子を探して当てていたようです。カッコいい男の人の場合はわかりませんが(笑)。歌終わり前に、ナイロンの重要な一言。

「これでいいのかなあ。国境に、ゴールドランドの軍隊が集まってるって噂も聞くけど」





嵐の中をさまようサファイアと王妃。ついに王妃が倒れてしまいます。
サファイアの願い」
自分の命と引き換えに、母を助けたいと願うサファイア

ヘケート♪「その願い、叶えよう!」


「魔女2」
ヘケート(美貴ちゃん)登場!魔女のオーラが半端なくすごい!1度目の時も感じたのですが背中がぞくぞくっとしました。台詞の高低のつけ方も上手かったですね。これでもう、どんな悪役がきたとしても大丈夫だと思います♪
ついにサファイアはヘケートと取引を交わします。母を助けるために。フランツ王子に愛された女の魂をヘケートに…そして男になる決心をします。男でもなく女でもなく死ぬこともできないヘケート。ヘケートの願いは、愛する(愛される)人とともに生きて、ともに滅びること。このシーンの2人の演技には圧倒されました。見せ場です。
人が何かを叶えたい(願う)と思うと時に、その心につけこむ悪魔(弱さ)が出てきます。それが自分自身ではなく愛する家族(息子、母)のことを想う(願う)気持ちであったとしても。

サファイア「フランツさま、さようなら…!」




田舎「スカウト2」
リュー(さゆ)リジィエ(レイナ)ふたたび。同期のこの2人の相性はバッチリ☆ハモも素晴らしいと思います♪

リュー「ふさわしい娘、なかなかいないね」
リジィエ「こんなに大々的にやってるのにね」
リュー「わ。こんなところに美人が寝ている」
リジィエ「ものごっつい美人だ」
リュー「どうしよう。連れて帰る?」
リジィエ「でも、ちょっと年が」
リュー「惜しいなあ。この人、娘いないのかなあ。」

こ、これは誰の心の声なんだろう?(笑)









サファイアの出」
男になったサファイアは父の仇をとるために村娘の格好に扮し花嫁候補としてスカウト、さゆ&レイナとともにお城へ向かいます。オカマっぽい愛ちゃん。笑いをとる場面ですね♪愛ちゃんはこの舞台で一体何役やっているんだろう?ということで本編からは、ずれますが考えてみました。衣装の面から演じ分けているのは、

サファイア
サファイア王子
亜麻色の髪の乙女
リボンの騎士
花嫁候補の村娘

着替えるだけでも5役。

女の愛ちゃんが→女
女の愛ちゃんが→男
女の愛ちゃんが→女の心を持ち合わせた男
女の愛ちゃんが→男として生きなければならないことを嘆く女心
女の愛ちゃんが→女に扮している男心        
女の愛ちゃんが→女ということを、そして一人の男を愛してしまったことを隠して生きていかなければいけないことを決心している、せつない女心

ああもう、細かいことをいうとキリがないです。ていうか、合っているかどうかわかりません(汗)。話を元に戻して。王妃が目覚めます。





宮殿。大臣は息子の結婚のことで頭がいっぱい。

ナイロン「結婚?敵の軍はもう城に迫っているのに…。国が滅びるときなんて、あっけないものだ。芯から腐ったリンゴが、自分の重みで落ちて潰れるだけだ」

この、まこっちゃんの台詞、素敵でした☆できれば、歌にして欲しかったです。すごく、重みのあるメッセージです。サファイア(花嫁候補)が大臣の前へ。







「花嫁候補の正体〜フランツの出」
亡き父(王)の仇をとるために大臣の命を狙うサファイア。とその瞬間、自分の命を賭けてまでも父(大臣)の身を守ろうとする息子。親を想う2人の息子の場面。そしてフランツさま、トルテュ、ヌーヴォーの3騎士登場!シルバーランドはあっけなくゴールドランドに支配されてしまい、無事サファイアは王位を取り戻します。まだサファイア王子の正体を知らないフランツさま。名誉のため、ふたたびサファイアと剣を交えたいと願います。どちらかが息絶えるまで…。








「決闘」
魔女ヘケート登場!フランツさまの勝利、そして自分が亜麻色の髪の乙女になることを愛される女になることを願うヘケート。そして、愛するフランツさまのことを想い自ら剣に飛び込んだサファイア
(ピエール、コリン、トロワ、王妃の出)









リボンの騎士〜あなたに会いたい〜魔女の呟き」
((箙さん以外の)出演者、一同に出)
自分が、亜麻色の乙女であると告白するサファイア。母を救うために女の魂を、そして愛する人を救うために自らの命をささげたサファイア

♪「あなたに言いたい あなたに言えない こうなるまでは…言えないことばかり」♪「私は しあわせ…」

愛されることよりも、愛することの方がはるかに幸せだと。自らの命をかけて…

ヘケート♪「愛されたかった私は愛したサファイアに負けた…」






「葬送(よき日を願って)より」
ピエールが歌い出します。さすがは歌で送ろう!というだけのことはありますね(笑)。人々の声が増え、次第に輪となっていきます。大臣の手を振りほどき、息子までもが輪に加わります。大臣の演技に注目☆です。

ヘケート♪「愛されるより 愛する愛 それが愛とは 知らなかった」

悟るヘケート。美貴ちゃんの歌声×コーラス♪モーニング娘。の真骨頂ここに有り。ガキさんの素晴らしいハモリを目の前で聴かせて頂きました。と…突然の遠雷!歌に酔いしれていたのでかなりビビりました(汗)








「物語の結末」
神さま(箙さん)登場!ヘケートが魂を返しサファイアが息を吹き返す。そして魔女ヘケートにも新たな魂が。神さまのヘケートに対する言葉(台詞)がすごくあったかいです。幸せそうなヘケート♪(ラブラブでしたぁ)。サファイアは女の子に。
神さまとヘケートが去り大臣は全て終わったと悟る。どんな罰でも受け入れる覚悟の大臣とそんな父の想いをくみ取る息子。そして、2人を慕うナイロン。この三人はどこまでも一緒ですね。

サファイア「お母さま。憎しみには 許しを。教えに従いました」


そんな中ただ一人混乱するフランツさま。

「あなたは男なのですか、女なのですか。あなたが答えてくれるまで、私はもう、なにも信じられない」

困った表情もまた、愛おしい!


「命つきる日まで、私は女です。あなたが信じようと信じまいと」

ああ、サファイア姫も素敵です☆



「信じたからこそ、言わせて欲しい。…どうか私の妃になってください。」「(腰をかがめ)喜んで」

正にハッピーエンドだ♪









「大団円(Mystery of Life)」
ゴールドランドとシルバーランドは晴れて一つの国となりました。それは、男と女ふたつの魂がどちらがどちらに勝ることがないように。

「ふたつの魂?」

またまた混乱するフランツさま☆

「いいだろう。時間はいくらでもある。生涯つづく幸せのときが。祝砲を撃て!」

生涯つづくんだ、い〜な〜(笑)







♪「教えないで 教えないで 自分でさがすから Mystery of Life」

人生は続く。物語はここまでと。












エピローグ「エピローグ」
手塚治虫先生への感謝の歌?箙さんの素晴らしい歌のあと生まれ変わってもまたモーニング娘。になりたい♪と願う(?)娘。たちの歌からフィナーレのはじまりはじまり〜!!
フィナーレ

モーニング娘。
LOVEマシーン
Ambitious! 野心的でいいじゃん
「わたしがついてる。」

燕尾服はカッコ良くていいんですが羽根扇は動きに制限が…もう少し、躍らせてあげて欲しかったです。ミスムンとか涙が止まらない放課後とかで踊っていたようなダンスを。レビューっぽいのだって全然イケるのにぃ!そんでもって晴れて女になった美貴ちゃん(ヘケート)がエトワール*1をつとめればもう宝塚要素ばっちり。



辻希美恋ING

のんちゃんが何を歌うのか知らなかったので、イントロを聞いた瞬間にテンションが上がりました↑やっぱり好きなんだね、この曲。相方と歌ったんだもんね♪





美勇伝紫陽花アイ愛物語

椅子を引きずりながらの登場。椅子プレイ♪って難しいですね。いろいろと(汗)。足を出そうが、セクシーに踊ろうがもう、梨華ンツさまにしか見えない!!





パレード「Mystery of Life」

シャンシャン持って♪人生は謎ばかり。。。(笑)






カーテンコール。夜公演ではリーダーよっちゃんに続きのんちゃんの挨拶も。彼女が喋り出すと皆、笑顔になってしまいます。正に奇跡☆
もうホントに楽しかったですよリボンの騎士。席も2列目3列目という席で細かい仕草や顔の表情などコンサートでは味わう事ができないような事を堪能できたこともあると思うんですが。でも、そんなことは関係なくてきっとどの位置からでもあの娘。たちの素晴らしい演技は伝わっていましたよね。是非是非!来年もお願いしますよ。お偉いひと♪(心配なのが石川さん。燃え尽き症候群になってなきゃいいけど)
最後に。残念だったのが昼公演でのフィナーレ。一人のファンの方が空気読めない振る舞いで、場の雰囲気を壊してしまいました(悲)。私の隣の隣の隣の隣の隣だったのですが、美貴ちゃんと一緒に、にらみつけてやりました。
それでは、彼女達の素晴らしい未来を願って祝砲を撃て!!(笑)。おしまい。

*1:フィナーレの初めに大階段で歌う役。歌の上手な娘役がこの役をする場合が多い。〜宝塚用語集〜